2003寺山修司没後20年記念公演
テラヤマ★三文オペラ

書を捨てよ 、町へ出よう

〜花札伝綺2003〜



                      撮影:宮内勝

作:寺山修司  演出:流山児祥

映像:天野天街  音楽:本田実  共同演出:青木砂織

出演:若杉宏二、加地竜也、伊藤弘子、さとうこうじ、青木砂織、奈佐健臣

関根靖晃、木村健三、沖田乱、ラビオリ土屋、横須賀智美、上田和弘、佐藤華子

成田みわ子、谷宗和、甲津拓平、イワヲ、黒川なつみ、蒲公仁、真藤ヒロシ

畝部七歩、小林七緒、市川はるひ、佐藤浩子、中川装子、矢野裕美、矢吹歩雅

里美和彦、竹内大介、阿川竜一、冨沢 力、倉持健吾、柏倉太郎

木暮拓矢、帆足知子、吉田奈央、渡辺恵美

朝倉洋介、阪本 篤、野辺友視、岩井さやか、鈴木 優、斎藤陽子、米田真澄

伊藤栄之進、魚住和伸、矢崎 進、清水洋介、甲斐大介、泉 裕也、鈴木啓文

根本和史、流山児祥、本田 実、塩野谷正幸(特別出演)ほか

<公演期間> 2003年7月19日(土)〜27日(日)

 7月  19  20  21  22  23  24  25  26  27
曜日  土  日  祝  火  水  木  金  土  日
2時                ◎  
3時      ◎    ◎        ◎
7時  ●  ◎            ◎  
7時30分        ◎    ◎  ◎    

       ※19日(初日)、20日、21日、27日の事務所扱いの集合地道案内型は売切れとなりました。

<公演場所> 下北沢本多劇場(全席自由)

    集合地道案内型 前売4,000円
    本多劇場直行型 前売3,800円(当日4,500円)
    ※学生割引は3,500円均一
     集合地道案内型のお客様を優先的に座席にご案内させていただきます。

チケットは「集合地道案内型」「本多劇場直行型」の二種類あります。
※「集合地道案内型」とはチケットに書かれている集合地(7月12日より下記にて発表いたします)に
 指定された集合時間お集まりいただき、そこから俳優たちが本多劇場まで「道案内」するという
 チケットです。
1 流山児★事務所のホームページおよび携帯Web
2 流山児★事務所 tel 03-5272-1785
3 会場受付 phs 070-5565-7729(開演3時間前より) 

「集合地道案内型」のお客様を優先に座席までご案内いたします。

<チケット発売>6月1日(日)

<チケット取扱>
チケットぴあ03(5237)9966 (Pコード326-309)
ローソンチケット 0570(06)3003 (Lコード39601)
ローソンチケット 0570(00)0403 (オペレーター対応)
イープラス(e+)TEL03(5749)9911 http://eee.eplus.co.jp

<予約・問い合せ>
流山児★事務所 TEL03(5272)1785 

流山児★事務所での「集合地道案内型」予約は上演日の5日前までとさせていただきます。
(例:7/20のチケットは7/15までにお申し込みください)

流山児★事務所でチケットをご予約の方はチケットと振替用紙をお送りしますので、
下記の郵便振替口座に料金をお振込ください。よろしくお願いします。

00120-8-93820 流山児事務所

 稽古模様はこちら  

【解説】
 『花札伝綺』は寺山修司が主宰した演劇実験室◎天井棧敷の第4回公演として草月アートセンターで上演された作品である。大正時代の乞食横町の葬儀屋を舞台にした、生と死の転倒を喜劇にした寺山修司版の「三文オペラ」と呼ぶべき、ニヒリスティックなドラマです。

 この作品が書かれた1967年は国際的な学生運動とベトナム反戦運動の真っ只中で、ブレヒト+ヴァイルの「三文オペラ」同様、痛烈な社会批判をこめた若きテラヤマ演劇の傑作です。

 流山児★事務所ではこの作品を2001年に新宿花園神社で、野外劇として再生して、数多くの観客に喝采をいただきました。そして、この夏、装いも新に下北沢の街に出現する。劇場と街を一体化させるドラマチィック・タウンをお見せいたします。

 新宿の街を変容させ、演劇を超えた「事件」と呼ばれた“伝説の花園野外劇”が更にヴァージョンアップして下北沢に現れる。合言葉はPAINT IT BLACK!! 黒く塗れ!!


【あらすじ】
時は大正時代、日本海軍が支那海でドイツの武器商船を撃滅しようとねらっていた頃、東京のとある下町に小さな葬儀屋があった。

 そこでは葬式一切を扱うだけではなく、主人の団十郎が冥土のことに詳しく、どんな人間でも安く地獄への旅行案内をしてくれるというのである。というのも、実は団十郎はとっくに死んでいて、その家は「死の家」と呼ばれていたのだが、たった一人、娘の歌留多だけはまだ死んでいないという噂だった。団十郎は近々、歌留多を、地獄祭りに連れていってやろうと思っていたのだが、ところが歌留多は生きている人間に恋してしまった。

 生きてる人間、その名は墓場の鬼太郎と呼ばれた。犯罪河岸では、名のある泥棒で評判の美男子であったが、神出鬼没で誰もその正体を知らない……。