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■MISHIMA WORKSHOP PROJECTVOL.1

「綾の鼓」「道成寺」

2008年4月2日(水)〜7日(月)

【会場】Space早稲田

【作】   三島由紀夫  【演出】流山児祥 


【あらすじ】 『綾の鼓』 昭和27年の作。舞台は向かい合った2つのビルの3階の法律事務所と洋装店で進行する。古ぼけた部屋、善意の部屋にいる老小使・岩吉は向かいのビルの最新流行の部屋、悪意の部屋の客である貴婦人・華子に恋文を送り続けている。悪意の部屋の人々は「綾の鼓」を岩吉に渡し「この鼓を打ってください、鼓の音がこちらまで届いたら思いをかなえてあげましょう」と書き添える。ならない鼓を必至に叩く岩吉、一斉に笑う悪意の人々・・・。

『道成寺』 昭和32年の作。舞台は古道具屋の一室。鐘の模様を彫った巨大な高級衣裳箪笥の売りたての日。主人がその高価な箪笥の値を301万円まで吊り上げたところに「3千円!」で買い求めたいと言い放つ若くて美しい女がいた。名前は清子、踊り子である。この箪笥はある殺人事件で殺しの現場となったもので、自分は殺された男の恋人であるという、そして硫酸をもったまま箪笥の中に閉じこもってしまう・・・

「MISHIMAを楽しむ!」 流山児★事務所が初めて挑む三島由紀夫の劇世界。MISHIMA WORLDはまさに「世界演劇の地平にある作品」である。「現代」を「世界」を読み解くテキストとして三島戯曲へ真摯に取り組む4年がかりのワークショップ・プロジェクトは舞台芸術を志向するモノタチの「原点」を確認する作業現場となる。劇団初のプロダクション・ワークショップで三島の名作=近代能楽集のテキストを徹底的に読み込み、コトバとカラダの様々な視点から作り上げる私達のMISHMA WORLD 演劇の歴史性・文学性・身体性のすべてを孕む三島演劇との格闘は日本のコンテンポラリー・ドラマの過去・現在・未来をつなげる壮大なるプロジェクトである。等身大の日常を描くといった今「ある」多くのテレビ・ドラマ的舞台表現から遠くはなれた「人間の大きな物語」を生み出す真の舞台芸術こそを目指す! そんな演劇の冒険を楽しみながら旅しようという試みです。 合言葉は「MISHIMAを楽しむ!でもって、楽しいMISHIMA?!」 流山児祥

【出演】 阿萬由美 Aman Yumi

          石田恭子 Ishida Kyoko

          伊藤靖朗 Ito Yasuro

          イワヲ Iwawo

          木内尚 Kiuchi Nao

          日下範子 Kusaka Noriko

          熊谷清正 Kumagai Kiyomasa

          諏訪創 Suwa Sou

          松井亜紗美 Matui Asami

          茉莉以 Marii

          諸川舞 Morokawa Mai

          横尾磨砂美 Yokoo Masami

 

【チケット料金】 日時指定・自由席(定員制)

        前売り:3,000円 当日:3,500円 学生割引:2,500円

【予約・お問い合わせ】 流山児★事務所(りゅうざんじ じむしょ) 03-5272-1785 

 

 

【前売り開始】  2008年3月1日(土)

 

【チケットの取り扱い】

    電子チケットぴあ  0570-02-9999(Pコード384-758) 0570-02-9988(オペレーター対応)

    ローソンチケット 0570-084-003(Lコード39649) 0570-000-407(演劇10:00〜20:00)

    イープラス  http://eplus.jp(パソコン・携帯)

 

【タイムテーブル】 公演終了。ご来場ありがとうございました。

2008年
4月
 2日
(水) 
3日
(木)
4日
(金)
5日
(土) 
6日
(日)
7日
(月)
14:00        
19:00  

 

 春は怖ろしい季節です

 

 

 

【美術】塩野谷正幸  【照明】ROMI

【振付】北村真実  【宣伝美術】Flyer-ya

【主催】流山児★事務所