更新日:5月30日

新宿2001・夏・花園神社野外公演


テラヤマプロジェクトVol.1 流山児★野外オペラ

書を捨てよ 、町へ出よう

〜花札伝綺〜

<公演期間> 7月3日 (火 )〜 11日 (水 ) 19 :30開演(小雨決行)
      ◎7日(土)は休演(上々颱風コンサートのため)

<公演場所> 新宿花園神社(客席テント有・限定300席)

<出 演>  若杉宏二 井沢希旨子 山形ユキオ 保村大和
       伊藤弘子 青木砂織 稲増文 関根靖晃
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       大久保鷹(特別出演)
       観世栄夫(特別出演)
       塩野谷正幸(特別出演)
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       石橋祐 奈佐健臣(オルガン・ヴィト−) 木村健三(マシュマロ・ウェーブ)
       大久保了 栗原茂 ヒロシ
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       悪源太義平
       根本和史
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       小川エレナ 蒲公仁(ガマ発動期) V・銀太(グローシャ) ラビオリ土屋(Mami Dance Space)
       岡島哲也 藤田洋 木内尚 横須賀智美 小林あや 上田和弘 西谷綾子 小森谷環
       佐藤浩子 奥村季久(楽塾) めぐろあや(楽塾) 内藤美津枝(楽塾)
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       佐藤華子 谷宗和 甲津拓平 イワヲ 石黒亜紀子 天野幸宣
       斎藤千晶 竹内大介 竹村絵美 里美和彦 保倉大朔 矢吹歩雅  矢野裕美
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       西條義将 津村知与史 前田義朗 平川直大 市川はるひ 阿川竜一 富澤力 柏倉太郎 倉持健吾
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       嶋村太一(親族代表)
       竹井亮介(親族代表)
       野間口徹(親族代表)
       沖田乱


チケットは「集合地道案内型」「花園直行型」の二種類あります。
※「集合地道案内型」の集合地は7月1日より下記にて発表いたします。
 必ず、お問い合わせの上、集合時間(6時30分)にお越しください。
 俳優たちが花園神社まで「道案内」いたします。
・流山児★事務所のホームページ
・流山児★事務所 tel 03-5272-1785
・会場受付 phs 070-5565-7729 
尚、「集合地道案内型」のお客様を優先に座席までご案内いたします。
※「花園直行型」17:30より整理券を発行いたします。

<料金>(日時指定・全席自由)
前売予約 3500円  当日3800円
学生割引、65歳以上のシルバー割引3000円 中高生2000円

前売開始:2000年5月20日(日)

予約・問合せ:流山児★事務所 TEL 03(5272)1785
チケット取扱:チケットぴあ TEL 03(5237)9999・9966(Pコード313-099)
       ローソンチケット TEL 03(3569)9900(Lコード31784)
       e+(イープラス)TEL03(5749)9911 http://eee.eplus.co.jp
       チケット24 TEL 03(5489)2229(アクセスNo.3005#)

流山児★事務所でチケットをご予約の方は電話で予約した後に下記の郵便振替口座に料金を
お振込ください。振込が確認され次第、チケットを郵送します。

00120-8-93820 流山児事務所

【解説】
1983年5月4日 寺山修司死去。享年47歳。
 
前衛劇団(天井桟敷)を主宰、演劇をはじめ映画、詩、評論、短歌、俳句、競馬など時代を駆け抜けたクロスオーバーの旗手。「私とは何か」そして「人間の自由とは何か」を問い続け、その「挑発行為」に生涯を燃やし続けた寺山修司は、死後18年を経ても今尚、鮮烈に多くの人々の心の中に生き続けている。
 
『花札伝綺』は、1967年に演劇実験室・天井桟敷により初演された、大正時代の乞食横町の葬儀屋を舞台にした「人間の生と死」の転倒をテーマにした寺山修司版の「三文オペラ」、ニヒリスティックな喜劇。1967年という国際的な学生運動とベトナム反戦闘争の真っ只中に書かれたこの作品は、まさにブレヒト+ヴァイルの「三文オペラ」同様、痛烈な社会批判をこめた若きテラヤマ演劇の傑作である。

流山児祥はこの『花札伝綺』に『書を捨てよ、町へ出よう』や『人力飛行機ソロモン』といった市街劇台本や『まんだら』、『黙示録』等のラジオ台本を大胆にコラージュし「街」と「現在」と「人間の生と死」を描く100人に及ぶ登場人物達の半市街劇を含む、壮大な歌劇として仕立て上げる。また、映像、演出協力として少年王者館の天野天街を迎えます。

【あらすじ】
ときは大正時代、日本海軍が支那海でドイツの武器商船を撃滅しようとねらっていた頃、東京のとある下町に小さな葬儀屋があった。

そこでは葬式一切を扱うだけではなく、主人の団十郎が冥土のことに詳しく、どんな人間でも安く地獄への旅行案内をしてくれるというのである。というのも実は団十郎はとっくに死んでいて、その家は「死の家」と呼ばれていたのだが、たった一人、娘の歌留多だけはまだ死んでいないという噂だった。
団十郎は近々、歌留多を、地獄祭りに連れていってやろうと思っていたのだが、歌留多は生きている人間に恋してしまった。